机と椅子が遠いと鎖骨ラインが崩れます

 

 

“机と椅子が離れているような腰掛け方をしていると、腕が伸びきったままの状態となって、上体がスムーズに動かしにくくなりますし、また上体にかかる負担も大きくなってしまいます。

このために、腰掛ける際には、椅子を近づけるようにすると、腕が自然に動かせるようになりますし、上体も比較的スムーズに動かせるようになるので、その分、上体にかかる負担も小さくなるわけです。

胡坐であれ正座であれ、床に座る際にはその座り方というものがあるように、椅子に腰掛ける際にも、その腰掛け方というものがあるのです。

というのも、床にすわった際にも、腰掛けている際にも、ちゃんと身体の上体をスムーズに動かせるようになっている必要があるからですし、またそのことによって、身体に余分な負担をかけずに済むことができるからです。

実は、作法というものは単なるお行儀の良し悪しなのではなく、いかにすればものごとの動作がいちばいしやすいものになるのか、ということを考えての上での所作のあり方、なのです。

実は、作法というものは単なるお行儀の良し悪しなのではなく、いかにすれば無理なく動作ができて、身体にも余分な負担がかからずに済むか、ということを考えての上での所作のあり方、なのです。

食事をする、書き物をする、手仕事をするといった際には、立って行うのではなく座るか腰掛けて行うのが普通ですから、座っているか腰掛けている状態で、こうしたことを無理なく身体に余分な負担をかけずに行うことができるような、座り方、腰掛け方というものが、作法として確立されているのです。